~Lion Kiss~
「スケバンって、昭和かよ」

來也はクスリと笑った。

「返事は?」

「……はい」

來也は私の瞳を覗き込んで白い歯を見せた。

「後悔なんか絶対させないから」

「うん、信じてる」

「明日は指輪を選びに行くぞ」

私は來也にしがみついて頷いた。

「でも、あの、大きなダイヤモンドの指輪とか、要らないからね」

來也が私に回した腕に力を込めた。

「お前らしいな」

「……來也」

「ん?」
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