~Lion Kiss~
「そんなに見るな」

「可愛い、來也」

私がニヤリと笑うと、ムッとした來也が私を抱き上げた。

「風呂行くぞ」

「えっ、……もしかして、一緒に入るの?!」

今度は來也がニヤリと笑った。

「そうだけど?言っとくけど、ただ二人で仲良く風呂に入るだけだと思うなよ」

そう言った來也の瞳が妖艶な光を宿していたから、私の胸がドキンと跳ねた。

でも。

來也となら、それもいい。

きっとこれからも、來也と歩む人生はドキドキに溢れているはずだ。

ねえ、來也。

私も來也を退屈させないから。

來也を全力で支えてあげる。

これからずっと。

私は來也の首に両腕を絡めて、彼の唇にキスをした。

そう、とびきりの想いを込めて。
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