~Lion Kiss~
「じゃあね、相澤さん」

話し終わってない來也にクルンと背を向けて、総二郎とやらに軽く頭を下げると、私は宮代の暖簾をくぐった。

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「マヒルさん、相澤さんが来てますよ」

「知ってるよ」

私はカウンターでジョッキを傾けながら翔吾くんに返事をした。

「間宮さんもご一緒ですが……行かなくていいんですか?」

あの総二郎とやらの名字は間宮ってのか。

……と思いつつ、ハッと気付いた。

「あのね、翔吾くん、私、相澤さんとはなんでもないんだよね。相澤さんがふざけてただけなの」

「え、付き合ってるんじゃないんですか?」
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