~Lion Kiss~

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誰が待つかっての、あのエロ細マッチョがっ!!

私、藤吉マヒルは唇をゴシゴシと右手の甲で擦りながら、早足であの男……來也のマンションを飛び出した。

今頃、地団駄踏んでるに違いないわ、あのバカ男。

……確かにイイ男で、私好みだった。

スラリと背が高くて肩幅もあり、何より身体全体が引き締まっていた。

二の腕も逞しくて素敵だったし。

顔はというと、程よく彫りの深い顔立ちで、しつこくない感じ。

涼やかな切れ長の眼、通った鼻筋。

男らしくて清潔そうな唇はちょっぴり野性的だった。
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