~Lion Kiss~
切れたって……。

総二郎さんが自信たっぷりに微笑んだ。

「さあ、何分でくるかなー。走ったら約3分てとこかな?けど、酒飲んでるからなー。てゆーか、場所わかってんのかな。まあ、大通りっつったら、この通りしか……あ、来た。早!」

ドキンと胸が鳴った。

スラリとした背の高い來也は、遥か向こうでもよく分かった。

來也はグルッと辺りを見回したあと、私達を見つけて駆け寄ってきた。

「來也、超はえー!」

來也は、荒い息を整えながら私を見下ろした。

私は咄嗟に出血している口元を手で隠した。

來也は唇を引き結び、厳しい眼差しを私に向けた。
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