僕はそれでも恋をする



「お、今日は早いんだなお前ら!」


あ……。


3人の歩いてくる姿に、ドキッと高鳴る胸。


柳瀬君の私服が、予想外にも少しカッコ良かった。


薄手の黒シャツにプリントの入ったTシャツ、ネイビーカラーのカーゴパンツ。


ギャップってこういう事を言うんだ。


見とれてしまった。


ジッと見てしまって、不意に柳瀬君と目が合った。


え、どうしよずっと見ていたのがバレる……!


「お、おはよ……早川さん」


ぷいっと顔を背けて、柳瀬君が呟いた。


あれ、もしかして……ちょっと照れてる?


柳瀬君の頬が少し赤く染まって見えた。


気のせい、かな。


「おはよう……柳瀬君」


今日は、ちゃんと話せた。嬉しい。


< 36 / 63 >

この作品をシェア

pagetop