僕はそれでも恋をする


「楽しみだね〜遊園地!」


バス内で、私達女子3人が3人席に座り、その後ろに男子3人が座った。


チトセちゃんは、本当に楽しそうにパンフレットを眺めている。


私も、楽しみ。


今日が、本当に特別な日になってくれたらな……。


「フミちゃんもなっちゃんも、今日は頑張ろうねっ」


小声で、チトセちゃんがそう言う。


だけど、フミちゃんは元気がなさそうにうなづく。


あれ。フミちゃんどうしたんだろう。


「フミちゃんも、言うの?」


「……」


返事がない。


変なこと聞いちゃったかな。


「あんた、知ってるんだ。それ」


「へ?」


あ、そうだ。


フミちゃんが、椎名君の事好きだって、私知らなかったんだ。


「ご、ごめん」


「別にいいよ。どうせチトセの口が滑ったんでしょ」


「あちゃあ、やっぱりバレちゃったか」


フミちゃんは時々、元気がないというより私の事が嫌いなんじゃないかと思ってしまう時がある。


突然怒るし、時には無視される。


時間が経てばまた普通に話してくれるんだけど。


どうしてなんだろう。


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