マエストロとマネージャーと恋と嫉妬と
「19でグラーツ国際、…凄いね。」(英)

ため息しか出て来ない。
しばしの沈黙。

「…カナデ?」

「先に、食事、買ってくる。コーヒーその後
で貰うね。」(英)

沸き上がる感情を、これ以上悪化させたくなくて、自分からその場の空気を断ち切った。


購入したのは、クロワッサン、野菜をサンドしたバゲット、チョコレート。
手軽に食べれて、栄養価の高いものは無いかと
探したが、近くで買えたのはこんな物だった。


チョコレートはけっこう良いかも知れない。
この前テレビで見た、将棋のナントカ戦で着物を着た成人男性が、おやつにケーキを頬張っていた。


ややもすると凄い光景だが、何十手先も予測して駒を動かすには、脳を酷使する。
その脳のエサが甘いもの、ブドウ糖なのだそうだ。


梁瀬さんも聴覚や視覚、記憶力や判断力、決断力、想像力と、脳をフル回転させるから甘いものはぴったりなんじゃないだろうか。
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