マエストロとマネージャーと恋と嫉妬と
これは、アレだ。
強制的に食べさせないと、公演が終わるまでずっとこの調子だろう。


ホント面倒臭い…。
どうしてこうも、さらっと物事が運んでくれないのだろうか。


スマホが鳴った。
……叔父さんからだ。
またイヤな予感しかしない。


時差はマイナス8時間だから、今、朝の4時とか5時とかじゃないだろうか。
やめてよ。寝てなよ。

「…ふぁい。」

もう泣きそうな声で電話に出た。

「おー奏。元気そうだな。」

何処をどう聞いたら、そう思えるんだ。

「悠平君はどうた?オケとは上手くいってる
のか?体調なんて崩してないだろうな。」


ヤバイ!


「いえ、大丈夫ですけど、まだリハーサル2
日目ですよ。本番は2日後だし。」


……さらっと流しておく。





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