それは危険なラブミッション
そうして、ルイは御所望のふわとろオムライスを注文すると、トイレへと立ったのだった。
「彼が例の、」
「債権者」
夕菜の言葉を続けた。
「昨日の彼といい、揃いも揃ってイイ男ときたものだ」
夕菜が感心しきりに頷く。
「……浮かれてる場合じゃないし」
「確かに」
こんな状況じゃなかったら喜ばしいことだったろうに。
とはいえ、こんな状況じゃないとしても、ルイの性格は素直に喜んでもいられないけれど。
「ねぇ、もしかして、動物園って東城寺ホテルと行ったの?」
「東城寺ルイ、ね」
「その東城寺ルイと?」
コクンと頷く。
意図せず、だ。