忘 恋

付き合うと言っても
二人で会うこともなく
いつも、芹香が一緒。
手を握ったりもないから、
もちろんキスもない。

まあ、友人と同じだ。
それでも、純は幸せだと言っていた。

私は、純の思うように
させていた。

私達は、実習で行った
みどりの森幼稚園に
就職が決まった。

園長先生から
「是非来て欲しい。」
と、言って貰えて。

純は、会社員になった。
私は、自分の事で、精一杯で
純の入社した会社の名前を聞く
事もなかった。

毎日、色んな事を勉強しながら
幼稚園の子供達と楽しく
過ごして、三年たつ時に
園長先生から、
「芹香先生は、年中さん
雫先生は、年少さん
の、担当をお願いします。」
と、言われて
えっ、と思ったが
芹香と喜んだ。

純も、部所の移動があったらしい。

純とは、
たまにメールは、してるが、
お互いに忙しくて
会う暇もなかった。

試しに、一年と‥言ってから
今まで、彼女らしいこともしていない
する気もなくて
ずるずる、三年弱‥‥

彼女という名前を、
外して欲しいと、
純にメールしたが
返事は、なかった。

いよいよ、明日から
新学期だ。
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