忘 恋
十四章  幸せな日々
年末年始は、高野家に行ったり
留衣が、実家に連れて
行ってくれたりして過ごした。

翔も、両家の
おじいちゃん、おばあちゃんと
遊べて、楽しそうだった。

私は、お正月過ぎてから
体調を崩して
寝たり、起きたりをしていた。

参賀日過ぎてから、留衣が病院に
連れて行ってくれた。

私は、内科から産婦人科に
回されて
妊娠、三ヶ月だった。

留衣の喜びようは、凄くて
両家に直ぐに連絡を入れて
両家とも、お祭りみたいな騒ぎだった。
留衣の過保護ぶりには、
拍車がかかり、色んな制限をされて
窮屈。
でも翔が、妹弟が出来るのを
スッゴク喜んでくれて
私も嬉かった。

私は、三月まで年少さんをみて
新しい年から、応援に入るような
配置についた。

悪阻も、あまりひどくなく
働ける間は働いた。

八ヶ月に入ると
むくみが、酷くなり
留衣に叱られて
産休に入った。

園長先生始め、先生方には
迷惑をかけることになって
しまった。
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