ソフレしかいらない
「これから、私達二人で先方に行って掛け合ってきます。それでよろしいですよね?」
「あ…あぁ、頼んだ」
その言葉を発すると、そそくさと課長は会議室から出て行った。
神崎が私の肩を引き寄せ優しく抱き締める。
「バカね。あんたまで上に目をつけられちゃうでしょ」
「そんなこと気にする俺じゃないですよ」
「また助けられたわね、ありがとう」
「でも俺は怒ってますよ。貴女はまた俺以外の男に気安く体を触られて、いくら仕事とはいえもっと抵抗して下さい」
心配されることは嬉しい事だと最近気づく。神崎の胸に頭を預け、そっと浮かんだ涙を拭った。
でも、これぐらいでヘコタレてなんかいられない。気合いを入れた私は、神崎のお尻を叩き急いで淀川の会社へと向かった。