ソフレしかいらない




ソフレにならないかと言った時の神崎の顔は今でも忘れられない。まさに鳩が豆鉄砲をくらったような顔で、私の頭をがおかしくなったのかと思われ病院まで勧められた。


でもそれは当然の反応だろう。先輩後輩としてしか接点の無かった私に、訳の分からない提案をされたのだから。


そこで私は軽くここに至るまでの経緯を話した。



「なるほど。志田さんは男女の戯れには興味がないと」

「そうね、セックスなんていらない」

「はは。俺と寝たいといってくる女は沢山いるのに、こんなのは初めてですよ」

「で、どうなの?」

「面白そうだから受けますよ。ついでに、志田さんが俺の体に興味を持ってくれるように努力します」



それはないと言ってるのに、なにを考えているのか。でもまあいい。これでソフレを手に入れる事が出来た。


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