甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
「ねえ、都…言って?
何が不安なことがあるのか?
俺じゃ、頼りにならない?」

「………」

葵さんの目を見つめる。

(聞かなきゃ…だよね。こんなままじゃ
結婚できない)

「昨日のお昼に、駅前で葵さんを見かけたんです。綺麗な女の人と一緒でした。
あの人は誰なんですか?
私と結婚するの…その、嫌になったんですか?嫌なら…」

「ストップ!」

大きな声で私の言葉を遮り、

あーーっと、天を仰ぐ葵さん。

「……」

「こっち来て…」

建物の陰に連れて行かれる。

「違うから!嫌になってないから!

…俺って、本当に段取り悪いな」

ゴソッ…





< 157 / 159 >

この作品をシェア

pagetop