恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「なんで笑ってるの!?」


「いや、可愛いなーって思ってさ」


「はあ?」



これから得意先に行くのに。
そんなに目立つ痕をつけているのに。


何が『可愛いなーって思ってさ』なの!?



「なんでそんなに呑気なの!?」



確かに痕をつけたのはあたしだし、どうにかしなければならないのもあたしだってことはわかっている。


けれど、晴希さんも一緒に考えてくれてもいいのに。


そんなことを考えながらいつの間にか噛み締めていた唇に、晴希さんのそれが吸い付くように重なる。


そして直ぐに離れると、今度は髪をくしゃくしゃとやさしく撫でてきた。



「ロッカーに予備入ってっから大丈夫だって」


「……」
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