恋の魔法と甘い罠~おまけSS
「玲夢」



晴希さんは慌ててドアを開けようとするあたしを呼び止める。



「え! 何!?」



そう答えて振り向いたときにはすぐ目の前に晴希さんがいて。


腰を折って距離を詰めてくる。



「よし。充電完了」



触れるだけのキスをすると、そのままあたしの髪をわしゃわしゃと激しく撫で回してきた。



「や! ちょっ! 何やってんの!?」



もう時間がないのに!


髪を直せなくなる!



「仕返し~」


「え!」


「こ・れ・の」


「……」



ニヤリと笑いながらあたしがつけた生々しい痕を指差してそう言う晴希さんに、何も言えないあたし。


晴希さんはくすくすと笑いながら先に会議室を出ていってしまった。


それと同時に予鈴が鳴る。
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