恋の魔法と甘い罠~おまけSS
口の端を上げてにやりと笑いながらあたしの顔を覗き込んできた晴希さんに、ぶんぶんぶんと頭を横に振る。



「何も想像していないからっ!」



ただ、晴希さんが意地悪なことを書いているだろうなと思っただけで、具体的に何も想像していない。


けれど、目の前にある晴希さんの表情はにやにやと意地悪そうに笑っていて。


絶対に信じていない!



「ほ、本当だからね!」



必死にそう言うあたしに、晴希さんはふっと笑う。



「そういうことにしとくか」



いやいや!


『そういうことにしとくか』じゃないし!


全然そうじゃないし!
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