恋の魔法と甘い罠~おまけSS
そしていつの間にか勝負はついていて。


予想通り晴希さんの勝ち。


しかも圧勝。



「じゃあ俺が引くな」


「うん」



直角四つ折りにされている白い紙をくしゃくしゃっと軽く混ぜてから、その中のひとつを手にした晴希さん。


ゆっくりと開いていくその様子をじっと眺めながら、


あたしの紙を引いてくれますように!


と掌を擦り合わせるように手を合わせて何度も何度も心の中で祈る。


けれど、開いた瞬間、晴希さんの口の端が少し上がった気がした。


てことは、もしかして……。



「な、何て書いてあるの?」



あたしの言葉にふっと笑った晴希さんは、紙に書いてある文字をあたしの前に差し出すように見せながら口を開いた。
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