運命の出会いって信じますか?
「俺は陽さんのそばに居るよ。陽さんはどうか分からないけど、俺はそれだけで幸せだから。」

あっ…。

私は柏木さんの思いが自分の気持ちに重なって、嫌と言うほどその気持ちに共感出来た。

-結婚なんてどうでも良いけど、私は英輔のそばに居たい。-

まさにこの気持ち…。

「おい、華。お前が泣くな。」

私は英輔にそう言われて我に返る。

「華…。」

英輔が手で私の頬の涙を撫でる。

「本当に良かったよ~、お姉ちゃん。」

私は英輔の優しい手に、更に涙がぽろぽろこぼれて止まらない。

「華ちゃん、ありがとう。これから長い付き合いになるね。改めてよろしくね。」

柏木さんはお姉ちゃんを引き寄せて笑った。

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