運命の出会いって信じますか?
「乗員、乗客とも助かった人は…、いないらしいわ。」

私は目の前が真っ暗になった。

「本当に英輔はその飛行機に乗っていたの?まだタイに居るんじゃ…。」

私は落ち着かず、首を振りきょろきょろと視線を動かす。

「華!」

お母さんが取り乱している私をなだめるようにきつい口調で私の名を呼んだ。

「正仁さんが…、英輔君を確認してくれたの。まだ向こうでいろいろな手続きがあるらしくて…。」

私は何も考えられなくなっていた。

「華、岐阜のおうちにも連絡していいかしら?もうこんな時間だけど。」

静かにお母さんが私に確認をする。

もう夜中というより、朝方に近い様だった。

外がうっすらと明るくなりかけている。

「英輔はずっとそばに居てくれるって言ったのよ!英輔が私に嘘をつくわけはないわ!」

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