運命の出会いって信じますか?
「危ないよ、日下君。」
ミニコースターが向きを変え、私は慌ててそう言った。
「大丈夫。俺は英輔で良いからな。」
そして彼は私の頬にキスを落とした。
正直、その後の事はあまり覚えていない。
いつの間にか私達はミニコースターを下り、また手をつないで歩いていた。
その後いくつか乗り物は乗ったように記憶はしている。
気が付くと、私達はお化け屋敷の前に居た。
「華、入ってみる?」
いたずらっ子のような微笑みを浮かべる日下君。
ミニコースターを下りてから、英輔の事を日下君と呼ぶとひたすら無視された。
でも私も言い直す事もなく、ここまでやって来たのだ。
「ここに入るの?やだなぁ。」
私は苦笑いをした。