運命の出会いって信じますか?

「俺が居るから大丈夫。」

ぶつぶつ言っている私の手を引っ張ると、彼は強引にお化け屋敷の中に入って行った。

私、こういう所苦手なんだよね。

こう考えると、私には遊園地は苦手なものだらけだ。

初デートにしては、場所を誤ってしまったかも。

そんな事を考えながら、お化け屋敷に勢いで入ってしまったけれど、とってもとっても後悔をしている私。

脅かされる度に、彼と繋がれた手に力が入る。

正直、声は怖すぎて出ない。

お化け屋敷は作り物である事は分かっているのに、次にどこから何が出てくるのかと思うと気が抜けない。

「華、大丈夫か?」

日下君がそう言った時、後ろから声が聞こえてきた。

「あっ。」

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