恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「あたしから訊けなかったら、そのときはお願いします」



とりあえず自分でも頑張ってみようと思った。


といっても、今は自分の心の中がぐちゃぐちゃすぎて、すぐには訊けないと思うけれど。



そのあとは今のこのぐちゃぐちゃな心を少しでも軽くするように、アルコールを注文してそれを飲みながら三人で楽しく話した。


時々面白可笑しく突っ込みを入れてくる凪さんに笑っていたけれど、夜の開店準備に忙しくなってきたからか、



「二人ともアルコールに弱いんだから、ちゃんと考えて飲むように」



凪さんは人差し指をピンっとこっちに向けながらそう言ってから、お店の奥に入っていった。
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