恋の魔法と甘い罠Ⅱ
確かに彩葉ちゃんもあたしもだいたい二~三杯で潰れてしまう。


だから心配されるのもわかるけれど、今は楽しく飲みたいという気持ちの方が強くて、あまりそんなことを考えないで、彩葉ちゃんとぺちゃくちゃと喋りながらアルコールを口に運んだ。


そして二人とも明らかに頬が赤くなって、気持ちもハイテンションになってきた頃。



カランカラン……



と、お店のドアが開く。



「申し訳ありませ~ん、まだ準備中で~す」



彩葉ちゃんとあたしで凪さんの真似をしながら、ハイテンションのままそう口にしたけれど、入ってきた人の姿を視界に入れた途端、一気に酔いが冷めた。



「やっぱりここにいた」
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