恋の魔法と甘い罠Ⅱ
そのあとしばらく気まずい沈黙が続いたけれど、突然晴希さんがはっと思い付いたように口を開いた。
「そういえば……」
「え」
「出張に新入社員を連れていったって言ってただろ?」
新入社員……それって、石崎さんだよね?
訊きたくて訊きたくて仕方なかった人の話が、晴希さんの方から出てくるというまさかの展開に、何を話されるんだろうと胸がざわざわとざわつく。
「俺、出張でそいつを怪我させちまって」
「え!」
「いや、そんなつもりはなかったんだけど、ちょっと手を振り払ったらバランス崩して捻挫したみたいで」
「……」
晴希さんの口から飛び出してきた話に、あたしの脳内でその光景が再現される。
「そういえば……」
「え」
「出張に新入社員を連れていったって言ってただろ?」
新入社員……それって、石崎さんだよね?
訊きたくて訊きたくて仕方なかった人の話が、晴希さんの方から出てくるというまさかの展開に、何を話されるんだろうと胸がざわざわとざわつく。
「俺、出張でそいつを怪我させちまって」
「え!」
「いや、そんなつもりはなかったんだけど、ちょっと手を振り払ったらバランス崩して捻挫したみたいで」
「……」
晴希さんの口から飛び出してきた話に、あたしの脳内でその光景が再現される。