恋の魔法と甘い罠Ⅱ
いやいや、『どうかなー』じゃないし!


付き合っていないでしょーがっ!


そんな声をあげようとしたけれど、朔はまたみんなと楽しそうに談笑し始めて。


そんな姿がまた相変わらずだなーとも思ってしまう。


人見知りのあたしとは対照的に、朔はあの頃から、知らない人の中に放り込まれてもすぐに溶け込んで仲良くなっていた。


そういうとこも全然変わっていないんだなと思う。


好きだった頃の姿がそのまま目の前にあるから、時々どきっとすることもあるけれど、それが持続することはないし、今のあたしは思い出に浸っているだけなのかもしれないな。
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