恋の魔法と甘い罠Ⅱ
だから、離れたくはないけれど、帰ることにした。



「また来てもいい?」


「ん」


「やった!」



あまりの嬉しさに、満面の笑みを浮かべながらそう言ったあたしに、晴希さんは溜め息混じりに言葉を放つ。



「だーかーらー!」


「え?」


「おまえは、ほんっとーに煽るのがうますぎだっつーの」



ただ本音を口にしただけで、煽ったつもりは全くない。


それでも晴希さんもそう感じてしまうほど帰るのを惜しんでくれているんだと思うと、自然と頬が緩む。



「晴希さん、ちょっと屈んで」


「ん?」



首を傾げながら屈んだ晴希さんがあたしの目線にきたところで一気に距離を詰めて、ちゅっと唇を重ねる。
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