恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「彩未? あたし、玲夢」


“え? 玲夢!? こんな時間にどうしたの!? あ、今開けるから入っておいで!”



もう23時近いのにそう言ってくれた優しい親友に、瞳の奥でスタンバっていた涙が顔を出す。


けれど、歯を食いしばってそれを堪えながら、開けてくれたドアを潜って彩未の部屋へ向かった。


そこでもインターフォンを鳴らすとすぐにドアを開けてくれた彩未。


ほっとしたのか、顔を見た瞬間、涙がぶわぁっと溢れてきてしまった。



「りーむー! どうしたのよ~!」



心配そうにあたしの背中に手を添えながら部屋の中に導いてくれた。
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