恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「ちょっとここに座ってて」



玄関のドアの鍵が締まる音が響いたあと、彩未はそう言いながらソファーを指差す。



「うん」



あたしが頷いてソファーに座ったのを見届けてから、彩未はキッチンの方へ入っていった。


そしてあえなくやって来た彩未は、目の前のローテーブルにアイスミルクティーが入ったグラスをコツンっと置く。


あたしがミルクティーを好きなのをわかっているから、いつも何も言わなくてもこれが出てくる。


しかもシロップの量も完璧。



「ありがとう」



グラスを口に運ぶと、喉が潤いを欲しがっていたのか、思った以上にごくごくと飲んでしまった。
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