恋の魔法と甘い罠Ⅱ
二人で飲みに行ったとき……。


確かに朔と飲みに行ったときに気持ち悪くなって吐いてしまった。


今となればそれがつわりのせいだってわかるんだけれど、それを晴希さんの前で言うから落ち着かなくなってしまう。


だって晴希さんはあたしが朔と二人で飲みに行ったことは知らないと思うから。



「……うん」


「そっか」


「……」


「……」



お互いに何も話すことがなくなったからか、気まずい沈黙が流れる。



「悪いけど時間ないから」



そう声を発したのは晴希さん。


時計を見ると、あと10分くらいしかなくて。


そろそろ戻らなければならない時間だ。
< 411 / 491 >

この作品をシェア

pagetop