恋の魔法と甘い罠Ⅱ
そんなあたしたちを見ながら口を挟んできたのは美香さん。



「ん?」


「玲夢ちゃんって、紗羽の結婚式で晴希と消えた子だよね?」


「え……あ、はい」



すっかり忘れていたけれど、そういえばそんなことがあった。


あのときは一人寂しくバルコニーに消えた晴希さんを追いかけたら、そのまま二人で抜け出すことになったんだよね。



「晴希もやるなぁ」


「は?」


「だってさ、そのときに持ち帰ってそのままいただいちゃったんじゃないの?」


「はぁ!? そんなわけねーだろ!?」


「えー、そうなのー? でもあのあと帰ってこなかったじゃん!」


「二人で飲みに行ってたんだよ」


「披露宴抜け出して?」


「ん」


「わざわざ二人で!?」


「……ん」
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