恋の魔法と甘い罠Ⅱ
◇◇◇



「そろそろ風呂に入るか」


「うん」



結婚式を終えて、一番近くにある温泉街の旅館にやって来た。


明日からはこのまま新婚旅行に行く予定で。


今日は一応新婚初夜ということになる。


でも二年ほど前から一緒に住んでいるし、全然そんな感じはしないんだけどね。



バスタオルや着替えを纏めて、浴衣に着替えようとしていたら、晴希さんが首を傾げながら不思議そうな表情をしていて。



「何やってんだよ」


「え? お風呂に行くんだよね? 浴衣着ようと思って」



あたしがそう言うと、晴希さんはふっと笑う。
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