恋の魔法と甘い罠Ⅱ
晴希さんはそう言うけれど、あたしから見れば晴希さんの方が視線を集めていたよ。


特に若い女性の視線。


密かに面白くないなって思っていたんだもん。



「まあでも、これで本当に俺のものになったんだもんな」


「え?」


「すっげえ……幸せ」


「あたしも、こうやって晴希さんと一緒にいられるなんて、凄く幸せだよ」



晴希さんの方へ顔を向けながらそう言ったけれど、思いの外近いところに晴希さんがいて、しかもあたしの方を見ていたからばちんっと視線が絡んで、どきんっと胸が高鳴る。


慌てて顔を背けようとしたあたしの頬に晴希さんの手が触れると、そこから動かせなくなってしまった。
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