恋の魔法と甘い罠Ⅱ
それでも入らないなんて勿体ないし、予約時間をずらすわけにもいかない。


うぅ、嫌だなぁ。


そう思いながらもお風呂に行く準備をして部屋を出た。



「もう少し遅い時間にすればよかった」


「ん?」


「貸し切り風呂」


「何で?」


「だって……」



そう言いながらお腹の辺りをそーっと撫でていると、晴希さんはあたしの言いたいことがわかったのか、ぷっと吹き出す。



「そんなの気にする必要ねーだろ?」


「き、気にするよ!」



どうでもいい人ばかりの大浴場ならいいけれど、好きな人だよ?


そんな人には、ぽっこりお腹は見られたくないって思っちゃうのに。
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