恋の魔法と甘い罠Ⅱ
そんなことを考えている間に、貸し切り風呂に着いていて。



「おお! すげーな」



一足先に足を踏み入れた晴希さんが感嘆の声をあげる。


慌ててあたしも中に入ると、



「うわあ、めちゃくちゃ綺麗!」



ここの貸し切り風呂は海を見渡せる露天風呂だったのだ。



「早く入ろうぜ」


「うん!」



時間は50分間と決まっている。


だから少しでも早く入らないと勿体ない。


あたふたと浴衣の紐をほどいているあたしをよそに、晴希さんは既に全裸になっていて。



「先行くぞ」


「え! は、早い!」


「玲夢がおせーんだよ」



ははは、と笑いながら、晴希さんは先に露天風呂の方にいってしまった。
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