恋の魔法と甘い罠Ⅱ
◇
「玲夢(リム)ちゃん、お昼行こう」
「あ、はい」
お昼のチャイムが鳴ったことにも気づかずにぼーっと目の前の画面を眺めていたら、後ろから悠亜さんに声をかけられて、慌ててパソコンの電源を落とす。
「大丈夫?」
社食に向かって歩いていると、隣を歩く悠亜さんが顔を覗き込みながら声をかけてきた。
「え」
あたしがぼーっとしていることに気づいていたらしい。
「朝から元気ないよね?」
そんなにわかりやすく顔に出ているのかな。
「何かあったのなら聞くよ?」
やさしくそんなことを言われてしまったら、不安でしょうがなかった思いが一気に溢れだしてきて、目頭がじわりじわりと熱くなってくる。
「悠亜さん……」
「玲夢(リム)ちゃん、お昼行こう」
「あ、はい」
お昼のチャイムが鳴ったことにも気づかずにぼーっと目の前の画面を眺めていたら、後ろから悠亜さんに声をかけられて、慌ててパソコンの電源を落とす。
「大丈夫?」
社食に向かって歩いていると、隣を歩く悠亜さんが顔を覗き込みながら声をかけてきた。
「え」
あたしがぼーっとしていることに気づいていたらしい。
「朝から元気ないよね?」
そんなにわかりやすく顔に出ているのかな。
「何かあったのなら聞くよ?」
やさしくそんなことを言われてしまったら、不安でしょうがなかった思いが一気に溢れだしてきて、目頭がじわりじわりと熱くなってくる。
「悠亜さん……」