恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「玲夢ちゃん!? どうしたの!?」



悠亜さんは心配そうにそう言ってくれたけれど、鷹山くんと斎藤くんがいるからこの場でそれを言うわけにはいかなくて。


慌てて涙を拭うと、目の前のジョッキに手を伸ばして三分の一ほど残っていたビールをぐいっと喉に流し込んだ。



「ちょっと! 玲夢ちゃん本当に潰れちゃうよ!?」



だいたい三杯が限界だと思われるあたしなのに、今飲み干した分がもう三杯目のジョッキで。


悠亜さんは眉を下げながら本気で心配してくれている。



「大丈夫ですよー」



そう言って店員さんにはウーロン茶を注文した。


悠亜さんを心配させまいと大丈夫だと言ったけれど、本当はもう頭がふらふらしてきてなにも考えられなくなってきていた。
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