強引上司とオタク女子
*
一日の業務が終わる。
チラリと見ると国島さんはまだ忙しそうに会議ブースで話し合いをしていた。
帰りますよ私は、待ったりなんてしませんから。
とは言え、何も言わずに帰るのも“彼女”としてはどうなんでしょう。
一応『お先に失礼します』とメールだけ入れて、会社を出た。
夕ごはん、どうしようかな。
この時間なら自炊できる。
節約は大事だしなぁ……なんて考えていたら、最寄り駅についたあたりで電話がなった。
おおう、国島さんじゃん。
『八重? 今どこにいる?』
「これから乗り換えるところです」
『俺、今会社出たとこ。ちょっと待っててくれたら一緒に帰れたのに』
知るか。
一緒に帰る約束なんてしてないでしょう。
『……飯食いたいなー』
「食べればいいじゃないですか。外食なら、私は今月そろそろ金銭的にヤバイので付き合いませんよ」
『じゃなくて。自炊するなら俺のも作ってよ』
「二人分も出す余力ありません」
今月金無いって言ってるだろうが、とキレ気味に返事する。
『わかってる。材料代は俺がだそう。それでどうだ』
「はあ」
材料代……は嬉しいかも。
いや、でも待った。
私の部屋、凄いことになっているよね?
ポスター貼りまくりだし、オタクがバレているとはいえ本棚とか見られたら終わる。
一日の業務が終わる。
チラリと見ると国島さんはまだ忙しそうに会議ブースで話し合いをしていた。
帰りますよ私は、待ったりなんてしませんから。
とは言え、何も言わずに帰るのも“彼女”としてはどうなんでしょう。
一応『お先に失礼します』とメールだけ入れて、会社を出た。
夕ごはん、どうしようかな。
この時間なら自炊できる。
節約は大事だしなぁ……なんて考えていたら、最寄り駅についたあたりで電話がなった。
おおう、国島さんじゃん。
『八重? 今どこにいる?』
「これから乗り換えるところです」
『俺、今会社出たとこ。ちょっと待っててくれたら一緒に帰れたのに』
知るか。
一緒に帰る約束なんてしてないでしょう。
『……飯食いたいなー』
「食べればいいじゃないですか。外食なら、私は今月そろそろ金銭的にヤバイので付き合いませんよ」
『じゃなくて。自炊するなら俺のも作ってよ』
「二人分も出す余力ありません」
今月金無いって言ってるだろうが、とキレ気味に返事する。
『わかってる。材料代は俺がだそう。それでどうだ』
「はあ」
材料代……は嬉しいかも。
いや、でも待った。
私の部屋、凄いことになっているよね?
ポスター貼りまくりだし、オタクがバレているとはいえ本棚とか見られたら終わる。