強引上司とオタク女子


 まずは100円ショップによって、カラーボックスサイズのつっかえ棒とのれんを買う。

見せたくないものは隠してしまえばいいのよ。

壁に貼っているポスターを外して、明日美と作った同人本は、サイズが大きいのでベッドの下に隠す。
お、これだけでも、普通の女っぽい部屋になったんじゃない?

目指すは梨本さんが暮らすような部屋。

花とか飾ればいいのかな。
でも枯らす自信あるなぁ。
造花でも買ってくりゃ良かったわ。

後は……。

私は部屋を見回す。
就職してからずっと住んでいる私のお城。

親の目も気にしなくていいからと趣味全開の部屋になっている。

ベランダに面した大きな窓。
その左手前にベッド、ベッドの上に昔はまってたアニメのキャラボイス入りの目覚ましがある。……これはしまうか。

そして、右手前に机。
一見マトモに見えるけど、重なっている冊子は『クリエイターのための名付け辞典』や『ドリーム探偵ミカゲ・解体新書』とか趣味全開ではある。

……これはカバーをつけようか。
ラッピング用紙を買ってきたから、後でサイズ合わせてつけよう。

そして一番手前側にパイプハンガーがある。
服が乱雑にかけられているから見た目悪いなぁ。なんか上からかければ見えないかな。……シーツでいいか。

押し入れの中はカラーボックスを敷き詰めて棚代わりにしている。
ここもキャラグッズが一杯あるけど、戸を閉めちゃえば見えないからオッケー。

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