その瞳をわたしに向けて
普通、入社二年目の女子があんな風に怒られたら、泣くかもしれないかと思ったが………大丈夫だったな。

ここ最近、泣きついてきた姿が目についていて、少し手を回しすぎたな…………

そう思いながら美月の頭をわしわしと撫でた

「わっ!」


「今日も奢ってやるから、出待ちまでさせたしなっ」

そう言って美月のお皿にあじのフライを一枚のせた

少し嬉しいのか、下を向いている美月の口の端が上がった


「一条は?他に何か言ってなかったか?」

何気なく聞いた松田の言葉に美月の箸が止まった

「………今日のことで二人で反省会をしようって言われました。」

「ん?」

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