その瞳をわたしに向けて
「背の高い奴はそれしかやっちゃダメなのかって思うよな、卓球なんてスポーツ扱いされてねぇし。これでも結構エースだったんだぜ、個人戦しか出れなかったけど………」



「……………ぶっ!?」

ポカンと話を聞いていた美月が、松田の表情に思わず吹き出した。

次第に肩を震わせ口を押さえていたけど


「クックックッ………あはっあはははっ……」


耐えきれず涙をこらえて笑いだした


「松田さんが………あはっ………卓球ぅ………って、ダメだ…………あははっ白いTシャツ、短パンに白靴下でっクックックッ………」

ラケット持って、カニ歩きしてる姿が頭にうかんで、笑いが止まらない…………

息が、涙が……………


「あはっはっはっはっはっはっ…………」

「……………お前、笑いすぎだろ」

「あはっ………すっすみませんっクックックッ…………」


ダメだ、止まらない。
涙を押さえながら松田から目を逸らしていたが、案外と怒った様子でもない
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