その瞳をわたしに向けて
「そこそこ?」
しまった……この質問はさっきから部長連中に既に3回ほど聞かれていたからつい………
「いえっ……そっ其なりに……です」
焦っている美月にクスクスといつもの柔らかい笑顔を見せながら
「松田が苛めるんだろ、あいつは何かと厳しいから」
そう言って美月の方に顔を向けた
「後輩に対して厳しいのは、清宮さんに始まったことじゃないんだ、こっそり部署変えを希望してきた奴もいたんだから」
「………」
「同期の立花さんに対しても、上から物言ってたからなぁ……」
「えっ、立花さんにも厳しかったんですか?」
信じられない……今は結構、仕事ではお互いに尊重し合ってるように見えるのに
ふと顔を上げると、先のテーブルで田中さんに絡む立花さんを心配して席を移る、松田の姿が見えた
ほら…………やっぱり立花さんを気にしてる