その瞳をわたしに向けて
「えっ?あっ、はいそうです。」

「結婚の予定とかは?彼、いい年でしょう。」

立ち止まったまま動かない田沼社長の横で、彼の秘書と一緒に首を傾げる


「いえ、私の知る限りではそう言った予定も聞いていません。仕事ばかりでしたからほとんど女性に関する噂もなくて……………」


そう言って茜と松田が座るロビーのソファーで笑い合う二人を見た

「背が高くて、かなりモテるだろ彼仕事も出来るようだし」


「ええ、モテはしますが…………珍しいですね、松田が女性に対してあんな風に笑っているのは、初めてみました。
まあ、私は彼がここへ来てからの上司ですが」


暫く立ち止まっていた後、二人の方が社長達に気づき茜が手を振ってきた

「娘のあんなに楽しそうな顔を見るのも、久しぶりだな………」



田沼社長がポツリと呟いた




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