その瞳をわたしに向けて

「……………あいつ、今どうしてるんだ?」


『そんな事、自分の目で確かめなさいよ。美月がこっちに帰って来ていく場所くらいわかるでしょ。』


「……………」



電話を終えると、子供をすでに寝かしつけてきた杉村夫妻が二人松田の前で仁王立ちして待ち構えていた。


「まあ、とりあえず座れ。」

「始めから、美月ちゃんとの事話してくれるよね、松田君」


そう言って滲み寄られ、観念して3年前の付き合い始めた前後の頃のことから話した。


当然のように、話を聞いていて唖然としながらも、「どうして内緒にしてたの?!」と怒りだす春香


って言うか、あんなに近くにいて気づかないってのもおかしいだろ…………





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