気になるパラドクス
「ちょっと待って、いきなり過ぎるから!」
引き剥がして、怒鳴り付けたら不服そうな顔をされた。
「今の話流れからは自然だろう?」
「全っ然! 単に黒埼さんがキスしたいだけでしょうが!」
「もちろん。俺はしたくないことはしない」
……どうしよう。思っていた以上に獣と言うか、じんわり肉食系だ。
森のクマさんはクマさんと言うか、そういうこと? 熊の生態ってどんなだったかな。冬眠……するはずはないよね?
思わず真面目に考えたら、真剣な表情で顔を覗き込まれる。
「オーケーなのか?」
「ああ……えっと、ちょっと言い訳しただけです」
「なんの言い訳」
「だって……私、条件で黒埼さんとお付き合い決めたわけじゃないもん」
ひょいっと片方の眉が上がるのが見えて、ちょっとだけ困ったような視線を返された。
「……そうじゃなけりゃ、俺みたいな男のどこがよかったんだ?」
「性格……かなぁ? 案外、悪そうだけど」
「……お前も実は毒舌だよね」
「口は悪いよねー。それは認める」
うんうんと頷いていたら、目の前にピンクのものが差し出されて瞬きする。
なんだろう。ピンクの……カエル?
フロップによく似ているけど、ピンクのカエルさんにはまつげがある。
そして、可愛いお花のポシェットを持ってた。
「あ。喜んだな」
「え?」
口もとが緩んでいたのに気づいて引き締める。
「別に喜んでない。普通!」
「じゃ、普通に喜んだってことで、試作品」
「新作? 何かイライラしてたの?」
何気なく聞いたら、口をあんぐりとあけて、どこか困惑したような顔をされた。
「なんで俺がイライラすんの?」
「え。イライラしたら、新作の意欲沸くって真理さんが……」
言ってたもん。
呟いたら、黒埼さんは悲しそうな顔をした。
「なんかそれ、情けないから。他にも創作意欲沸くときあるよ」
「そうなの?」
「デスクに向かってたらイライラしてるんだって思われてたら、哀しすぎるだろ、俺」
まぁね。
引き剥がして、怒鳴り付けたら不服そうな顔をされた。
「今の話流れからは自然だろう?」
「全っ然! 単に黒埼さんがキスしたいだけでしょうが!」
「もちろん。俺はしたくないことはしない」
……どうしよう。思っていた以上に獣と言うか、じんわり肉食系だ。
森のクマさんはクマさんと言うか、そういうこと? 熊の生態ってどんなだったかな。冬眠……するはずはないよね?
思わず真面目に考えたら、真剣な表情で顔を覗き込まれる。
「オーケーなのか?」
「ああ……えっと、ちょっと言い訳しただけです」
「なんの言い訳」
「だって……私、条件で黒埼さんとお付き合い決めたわけじゃないもん」
ひょいっと片方の眉が上がるのが見えて、ちょっとだけ困ったような視線を返された。
「……そうじゃなけりゃ、俺みたいな男のどこがよかったんだ?」
「性格……かなぁ? 案外、悪そうだけど」
「……お前も実は毒舌だよね」
「口は悪いよねー。それは認める」
うんうんと頷いていたら、目の前にピンクのものが差し出されて瞬きする。
なんだろう。ピンクの……カエル?
フロップによく似ているけど、ピンクのカエルさんにはまつげがある。
そして、可愛いお花のポシェットを持ってた。
「あ。喜んだな」
「え?」
口もとが緩んでいたのに気づいて引き締める。
「別に喜んでない。普通!」
「じゃ、普通に喜んだってことで、試作品」
「新作? 何かイライラしてたの?」
何気なく聞いたら、口をあんぐりとあけて、どこか困惑したような顔をされた。
「なんで俺がイライラすんの?」
「え。イライラしたら、新作の意欲沸くって真理さんが……」
言ってたもん。
呟いたら、黒埼さんは悲しそうな顔をした。
「なんかそれ、情けないから。他にも創作意欲沸くときあるよ」
「そうなの?」
「デスクに向かってたらイライラしてるんだって思われてたら、哀しすぎるだろ、俺」
まぁね。