ナニカ 〜生んで、逃げて、殺される物語〜
全て私が悪いのに、こんな風に笑ってはいけないよね……。
この三日間、私はずっとこんな調子。
敬太と付き合えることは、嬉しくて楽しい。
でも、楽しさを感じると同時に罪を思い出し、自分を責めて苦しくなる。
急にテンションが下がった意味を、敬太は分かってくれていると思う。
「どうした?」とは聞かずに、ただ「残さず食べろよ」と言ってくれた。
「うん……」
再び箸を手に持って、敬太について考えながら食べ出した。
敬太はどういう気持ちで、私に優しくしてくれるのかな?
好きだから……本当にそれだけなのかな。
私は悪くないって、本当に思っているのかな……。
この三日間、一度も敬太の口から真斗の名前が出ていないことも気になっていた。
親友を失った悲しみを乗り越えることができたのなら、いいことなのだろうけれど……早すぎるよね?
三日前は担任の先生の言葉に激怒したり、泣いていたのに……。
立ち直ろうとしている最中で、真斗のことを考えないように頑張っているというなら、納得できる気もするけど……。