十八歳の花嫁
そこには鋼鉄のように硬く、雄々しいモノがあり……。
思わずつかんでしまった愛実は、恥ずかしさのあまり、逆に離せなくなる。
「どうだい? 我慢し過ぎて、またフライングしそうだろう?」
初夜のとき、藤臣は待ちきれずに先走り……愛実もそのことを思い出して、心臓が壊れそうなほど早鐘を打ちはじめた。
「やだ……もう、藤臣さんたら。でも、本当にとっても逞しくて……。お願い、わたしだけの藤臣さんでいてね」
「ああ、もちろんだ! 愛実、愛してる。君だけだ。これからの人生はすべて君に捧げる」
藤臣の指が彼女の下半身を彷徨った。
充分に潤った場所を探り当て、さらに奥を目指そうとする。
愛実は“はしたない”と思いながらも我慢できず、声に出していた。
「愛してる、愛してるわ。お願い、藤臣さん……きて」
愛実の寂しさを埋めるように、藤臣が入ってくる。
会いたくて、会いたくて、会いたくて……どうしようもないくらい会いたかった最愛の人に満たされ、愛実は幸せだった。
優しい律動も、たびたび口にする『愛してる』のささやきも、
「愛実のナカ……温かくて、狭くて、最高に気持ちいい」
そんな恥ずかしい言葉さえもいとおしかった。
やがてふたりは裸のまま、リビングから寝室に移り――。
辺りが真っ暗になっても、その夜、網走の美馬邸に灯りがつくことはなかった。