十八歳の花嫁
愛実が目を覚ますと、見たこともない天井が目に入った。
(ここは……どこだったかしら?)
一瞬、ボーッとしてしまったが、すぐハッとして横を見た。
隣には最愛の旦那さま――藤臣の顔があった。
愛実は安堵して微笑みを浮かべる。
昨日は到着するなり、リビングで愛し合ってしまった。
(なんだか、アレがしたかったみたいで……恥ずかしい)
愛実は羞恥のあまり、布団を頭からかぶる。
彼女が悶々としている間に、どうやら彼も目を覚ましたようだ。
「おはよう、奥さん。今日は休みをもらったから、もっとゆっくり寝ててもいいよ」
藤臣の声が聞こえ、慌てて愛実は顔を出した。
「あ、おはようございます。あの……わたしのせいで?」
愛実が申し訳なさそうに尋ねると、藤臣は横向きで肘をつき、身を乗り出してきた。
そして大きく息を吐き、
「君がばあさんの面倒をみてくれたのも、大学に進学しなかったのも、全部“俺のせい”か?」
「違うわ! わたしは……あなたが好きだから」
愛実は自分の答えにハッとする。