彼が嘘をついた
大好きなトマトとブロッコリー、それにエビのクリームパスタをお皿に取り、席に戻った。
3席とも、鉄板の上にはカルビやハラミ·焼き野菜が広がっていた。
「あーっ!
遥いいなぁ。パスタ、美味しそう!」
「ホントだぁ」
「サラダコーナーの隣にあったよ。
お肉、私が見てるから、真由子と楓恋も取ってきなよ」
「ホント?ありがとう!
楓恋ちゃん行こう!」
真由子はトングを私に渡して、楓恋の手を引いてパスタを取りに行った。
すると、
「ねぇ遥。
私たちもパスタ食べたいから、こっちのお肉も焼いてて」
恵に声をかけられた。
すでに恵と、彼女と仲のいい堀田智恵美ちゃんはサンダルを履いて歩き出していた。
「いいよ。
ここは俺が焼くから」
隼人くんが私からトングを取りあげた。
「佐久間さん。
こっちも大丈夫だから、遠藤たちの席を見てやってください」
土屋くんに言われて、近付きたくなかった恵たちの席に行き、トングを持ってお肉を返し始めた。
そして、焼けたお肉を遠藤くんたちのお皿に乗せていく。
「あーいいなぁ。
遥ちゃんにお肉を焼いてもらえるなんて最高!」
遠藤くんはそう言ってお肉を口に入れた。
…忘れていたけど、私はなぜか遠藤くんに好意を持たれているんだった。
3席とも、鉄板の上にはカルビやハラミ·焼き野菜が広がっていた。
「あーっ!
遥いいなぁ。パスタ、美味しそう!」
「ホントだぁ」
「サラダコーナーの隣にあったよ。
お肉、私が見てるから、真由子と楓恋も取ってきなよ」
「ホント?ありがとう!
楓恋ちゃん行こう!」
真由子はトングを私に渡して、楓恋の手を引いてパスタを取りに行った。
すると、
「ねぇ遥。
私たちもパスタ食べたいから、こっちのお肉も焼いてて」
恵に声をかけられた。
すでに恵と、彼女と仲のいい堀田智恵美ちゃんはサンダルを履いて歩き出していた。
「いいよ。
ここは俺が焼くから」
隼人くんが私からトングを取りあげた。
「佐久間さん。
こっちも大丈夫だから、遠藤たちの席を見てやってください」
土屋くんに言われて、近付きたくなかった恵たちの席に行き、トングを持ってお肉を返し始めた。
そして、焼けたお肉を遠藤くんたちのお皿に乗せていく。
「あーいいなぁ。
遥ちゃんにお肉を焼いてもらえるなんて最高!」
遠藤くんはそう言ってお肉を口に入れた。
…忘れていたけど、私はなぜか遠藤くんに好意を持たれているんだった。